上棟(じょうとう)
上棟(じょうとう)というのは読んで字のごとし、棟(むね)が上がるということなんですが、そもそも棟はなにかというと、屋根を支える梁の一番高い部分のことをいいます。(かなりラフな説明ですが、、、)
一昔まえは大工さんが現場で墨をひいては手で刻んで合わせていくということで、非常に手間も時間もかかったのですが、今ではプレカットと言って、工場で精度よくカットしてきてもらい、現場では組み立てるだけ。
と分業が進み、一日で骨組みが組みあがります。
なので、昔のように上棟式という「無事に骨組みがあがってよかったね、これからの仕事もよろしくね」というねぎらいのお祝いごとも、簡略化してきてました。今だと、大工さんとの顔合わせとして「これからの仕事もよろしくね」というような意味合いでしょうか。
少し寂しいような気もしますが、時流にあわせて式典も変化していくのが自然なのかもしれませんね。
建主さん家族を始め、工務店さん、大工さん、職人さん、おまけに設計者まで家族を連れて顔合わせ。
なにはともあれ、ひとまず、無事上棟。みなさま、これからもよろしくお願いします。