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つばめ舎
建築設計
彫刻の森
計画の概要
敷地は都心部の公園内の一角。現在は木々が生い茂り小さな森となっている場所に、小規模な彫刻ギャラリーの要求でした。彫刻作品の常設展示は5点。年に数回の企画展示も行われます。
敷地内の木々は緑地の少ない都心では貴重な存在であるため、機能を満たしつつも、できる限り既存の樹木を残すことを主眼におきました。ギャラリーを建てることで、よりいっそう自然を身近に感じられる場所となるように、、、
5点の彫刻作品は屋外展示が可能な為、あえて展示空間の大部分に屋根をかけず、自然光による展示とします。木々の隙間から落ちる光が時間のうつろいとともに、展示空間に変化を与えます。彫刻とは光による陰影が生み出す立体芸術であり、光の多様さがその魅力を引き出すと考えました。
高い壁にはさまれ、うす暗いスロープを巡り、そこに突然スポットライトを浴びたかのような彫刻作品と出会う。
屋外展示空間では企画展示がおこなわれ、鳥のさえずりを聞きながらたたずむことができる。そのような森の中のギャラリーを目指しました。
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